旅、特に海外旅行となると
思った以上に移動時間や、
隙間時間が出来てしまうものです。

旅行中、仕事や雑事など
いつもの日常からは
全く切り離された状態になる訳ですが、
そんなゆったりした時間を
過ごす事が出来るのも、
旅の良いところでしょう。

ただひたすら雑念を消すがごとく、
呆然とした状態を
楽しむのもオツなものですが、
この状態が何日も続くとなると、
悟りを開く旅になってしまい
社会復帰をするのが
難しくなってしまうかも知れません。

ではどうすれば、
リラックスしながらかつ
社会との接点を保つ事が
可能な時間の過ごし方が
出来るのでしょうか。

人間に与えられた能力で、
他の動物にはない能力、
つまり読書をする能力を
用いてみられるのはいかがでしょうか。

お気に入りの本を片手に旅をすると、
その旅は一層記憶に残る旅となる事でしょう。

例えばある小説の舞台
なっている国を訪れる際、
その小説を持参してみるのです。

以前カフカの小説と一緒に、
彼の生まれ故郷で
あるチェコ共和国へ旅をした事があります。
旅の間中、小説の舞台となった
その地をカフカの目を通して眺める事ができ、
小説の内容が一層深いもので
あった事に気付かされました。

そんなタイムスリップの様な
体験を味わえてしまえるのが、
本の世界の醍醐味なのです。

本当の世界と本の世界、
2つの世界を自在に楽しめる旅
あなたもお出かけしてみては、
いかでしょうか。